• TIPSプログラム選定により、5億ウォンのR&D資金支援
• バーチャルユーチューバーソリューション技術の確保とデバイスの汎用性拡大
• シリーズA資金調達により、グローバル市場進出に拍車

バーチャルユーチューバー（VTuber）のトータルプラットフォーム「Mascoz」の運営会社であるオーバーザハンド（代表：イ・ギュスン）が、中小ベンチャー企業部のTIPS（Tech Incubator Program for Startup）研究開発課題に選定されました。TIPSプログラムは、世界市場をリードする技術力を備えた有望なスタートアップを集中育成する民間投資主導型技術創業支援プログラムであり、今回の選定によりオーバーザハンドは今後2年間、5億ウォンのR&D資金支援を受けます。

オーバーザハンドは、「Mascoz」を通じてバーチャルユーチューバー業界の新たな地平を開拓しており、これを基盤に様々なコンテンツと技術開発を進めています。今回のTIPSプログラムを通じて、オーバーザハンドはMascoz Avatar Core（MAC）開発に集中する予定です。L2E（Landmark2Expression）とM2S（Motion2Sequence）技術を確保することで、バーチャルユーチューバーソリューションの基盤技術を確保し、デバイスの汎用性を高めることを目標としています。L2Eは、映像からランドマークを入力として表現を推論するモデルであり、M2Sはモーションを入力として次のモーションを推論するモデルです。

オーバーザハンドは、これらの技術を基盤に、モバイルやその他のデバイスへの拡張性を備え、市場拡大と迅速なユーザー獲得を通じて、バーチャルユーチューバー市場を先取りする計画です。イ・ギュスン代表は、「今回のTIPSプログラム選定は、オーバーザハンドの技術力と可能性を認められた結果だ」と述べ、「継続的な研究開発を通じて、グローバル市場で競争力を持つバーチャルプラットフォームを提供していく」と表明しました。

オーバーザハンドは現在、「Mascoz」の技術開発以外にも、様々な協業やパートナーシップを通じて、バーチャルユーチューバー業界のエコシステムを拡大しています。また、新たなビジネスモデルの開拓と同時に、ユーザーエクスペリエンスを最大化する様々な機能とサービスを提供していく予定です。

一方、オーバーザハンドは2024年5月、韓国投資パートナーズとL&Sベンチャーキャピタルが参加した30億ウォン規模のシリーズA資金調達を行いました。シリーズA資金調達と今回のTIPSプログラム選定を通じて、オーバーザハンドは「Mascoz」の技術力向上とグローバル市場進出をさらに加速させる計画です。